腰部脊柱管狭窄症
『腰部脊柱管狭窄症』について、これから知っておきたい体操やストレッチを紹介します。
腰部脊柱管狭窄症
こんな症状はないでしょうか?足の痛みやシビレ、安静にしていれば痛くないが数メートル歩くと痛くて歩けない…
実は…「脊柱管」が関係していた!!
脊柱管の中は脳から情報を得るための神経や血管が通ります。
脊柱管の周りは、椎間板や靭帯が存在します。骨の変形や加齢などにより椎間板や靭帯が大きく膨らみ盛り上がると脊柱管は狭くなり、神経や血管が圧迫されます。
こうなると、足の痛みとシビレを引き起こしてしまうのです。
そして…腰を反ることで脊柱管がさらに狭くなり、痛みとシビレが悪化します。しかし、腰を曲げると楽になるのです。
日常では何に気を付けるの?
・寝ている時はヒザが曲がるようにヒザの下にクッションや枕を入れること
・イスに座る時は背もたれのイスに深く腰かけること
・前かがみ姿勢で歩くこと(杖・手押し車・傘など用いても良い)
・長距離の移動は自転車に乗ること
痛みやシビレをとる方法は?
背骨が反りにくくなると痛みとシビレが楽になります。そこで必要になるのが…!!
お腹周りの筋肉なのです。筋肉で上半身を支えることで無理な姿勢を取りにくく、腰が反りにくくなります。
筋肉を鍛えるとともに足のストレッチを行うことで、痛みとシビレが軽くなるのです!
今回は家庭でも簡単にできる体操とストレッチをご紹介したいと思います。
体操
背中を伸ばして両足を浮かせる
背筋が後ろへ反りすぎないよう注意
両足を少し浮かせ、10秒保持
体を前屈し机に肘をかけ両足を浮かせる
背筋を伸ばし前屈する
両足を少し浮かせ、10 秒保持
腹式呼吸 ※注意:両ヒザは曲げて行う
鼻で息を吸いお腹に空気をためる
口で息をフーッとゆっくりはく
背骨とおへそがくっつくようにはく
ストレッチ ※20秒間左右2回ずつ
反対のヒザは深く曲げる
伸ばす方の足を前にクロスさせる
反対の手で足が戻らないように支える
この時からだは正面に向ける
ヒザ下にタオルを敷く
腰に手をあてて前方に押す
リハビリスタッフ一同